7/31(水)と8/1(木)の2日間、佐賀県で開催された全国総文に行ってきました!
第43回全国高校総合文化祭佐賀大会の放送部門は7月31日から8月1日の2日間開催されました。場所は九州の佐賀県の基山町(きやまちょう)です。佐賀県の東の端にある町です。福岡県と隣接しているためJRの鹿児島本線や高速道路も通っており、交通の便のがよい住みやすそうな町です。
会場は基山町民会館と基山町総合体育館。約800席の大ホールがメイン会場でした。
佐賀県の放送部員の人たちが本当に真摯に丁寧に運営をしていました。おかげさまで大会期間中は楽しく過ごすことができました。ありがとうございました!
さて、ここからは日程の順を追ってまとめますね。
7月30日(火)
JR伊丹駅に朝9時に集合!
しかし、いきなりトラブル発生。集合時間になっても1人が来ません。連絡をしても返事がない… どうする? どうする? 迫りくる乗車の時間。
仕方なく電車に乗り込みました。心配しながら電車に乗っていると連絡がつきました。
「寝坊しました」
正直なところ、おいおい! マジかよ! と思いましたが、もうどうしようもありません。参加予定の部員の中から1人が居残りとなりました。
続いて、もっと大きなトラブル発生。JRの乗務員の体調不良が原因の電車の遅れが生じたのです。遅刻トラブルがあったため乗り込んだ電車は新幹線への乗り換え時間が10分というタイトなスケジュールになったのですが、その電車がさらに数分遅れてしまい新大阪駅での乗り換え時間が3分しかなくなってしまったのです。
さあ、走れ!
しかし、…………無情にも、目の前で新幹線の扉が閉まりました。
なんとか指定席の振り替えをしてもらい約30分遅れの博多行きの新幹線に乗り込みました。疲れた…。
お昼過ぎに博多駅に到着!
まずはみんなで博多ラーメンを食べに行こう!
部員がおいしそうなラーメン屋さんをネットで検索し、駅から歩いて数分の「一幸舎 総本店」に行ってきました。とんでもない暑さにも関わらず店の前には行列ができていました。15分ほど並んで博多ラーメンをみんなで食べました! おいしゅうございました。
ここからは各自自由研修の時間。再集合時間は博多駅に19時30分です。
顧問は西鉄に乗って太宰府天満宮に行ってきました。学年主任をしている3年生全員の進路実現、来年も放送メディア部が活躍できるように、そして我が子の高校受験について…と、ちょっとたくさんではありますが心を込めて祈願してきました。
太宰府駅に着いた時に嬉しいことがありました。
駅の改札を出ると福岡県の筑陽学園高校の放送部のみなさんが手作りの佐賀総文の歓迎の看板を掲げていたのです。思わず声をかけてしまいました。帰り際にも部員のみなさんや顧問の先生とお話をして記念写真を撮ってもらいました。今回、筑陽学園放送部は大会に出場はしないのですが見学参加する予定だとのこと。太宰府駅での出迎えは部として自主的に行っていたそうです。本当に暑い中ありがとうございました。心がほっこりする出会いでした。
顧問の私はその後は推しのアーティストの聖地巡礼、部員たちはキャナルシティや博多駅での買い物や散策を楽しみました。
7月31日(水)
いよいよ大会が始まります。早朝からJR鹿児島本線で基山町へと向かいました。
基山駅では朝早くから佐賀総文のスタッフの生徒が道案内やバスの案内をしてくれていました。
駅に着くと全国からやってきた放送部員たちでいっぱい。普段はのどかな駅だと思うのですがこの日ばかりは熱気に包まれていました。武庫川女子大学付属高校さんや東播磨高校さんなど兵庫県の仲間も見つけました。
基山町民会館まではシャトルバスで5分ほどです。まずは出場受付を済ませましたが初参加ということもあり、勝手がわからずモタモタしていると開会式が始まる時間でした。大ホールに向かいましたがすでに席はいっぱい。そこで体育館アリーナに向かいモニターで中の様子を見ました。
アリーナの中は佐賀総文の公式グッズや基山町の名産品などの販売コーナーがたくさんありまさにお祭りのような雰囲気です。Tシャツにオリジナルの刺繍をしてくれるサービスもありました。そして、西高Tシャツを着ていた部員に店の方が声をかけてくださり、サービスで西高Tシャツに名前を刺繍してくださいました! ありがとうございました!
また、2日目にある番組交流会の会場もすでに設置されていました。それに反応するウチの部員たち。飛び入り参加ができるかどうかを確かめました。どうやら参加する気満々のようです。名だたる強豪校の名前に物怖じしない部員たち。大したものです。
伊丹西高校が参加するオーディオピクチャー(AP)部門はこの1日目に開催されます。伊丹西は最後から2番目にあたるHブロックの5番。そもそも全国総文初心者の顧問と部員たちはオーディオピクチャー部門とはどんな作品を作ればいいのかもよくわかっていませんでした。ざっくり言うと「音声と25枚以内の静止画から成る郷土の魅力を伝える作品」なんですが「静止画」の定義がよくわからず手探り状態で作ったのが今回の参加作品「3本の柱」でした。
オーディオピクチャー部門を朝から見学してようやくわかりました。スライドショーですね、要するに。または、静止画のテレビドキュメントとでも言えばいいでしょうか。私たちは文字情報を静止画に入れていいのかすら躊躇していましたが、要は画が動いてなければいいわけです。やっとどんな部門なのかがわかりました。次回の教訓に…、と言いたいのですが兵庫県の独自ルールで番組部門に参加できるのは早くても3年後。部員は誰もいませんし、顧問の私もいるかどうか…。
15時30分ごろようやく「3本の柱」の発表が終わりました。5月の大型連休の頃に完成し提出した作品です。部員も、顧問の私も久しぶりに見た、というのが正直な感想でした。何はともあれ無事に再生・発表できて良かったです。
この日の最後はオーディオピクチャー部門の審査をしてくださったNHKのディレクター築山さんの特別講演でした。
制作のヒントになる内容がいっぱいでした。早速そのテクニック使わなきゃ…
8月1日(木)
2日目です。この日は自分たちの発表はありません。
まずは午前の番組交流会に参加してきました。とはいっても事前申し込みはしていませんでしたので飛び入り参加です。ラジオ作品をCDにまとめたものを数枚持ってきていたようですが全然足りなかったようです。後日、作品交換ができるように連絡交換をさかんにしていました。1年生も積極的に他校の部員に声をかけていました。学校名に名前負けせずに行動できていましたよ。
この日に行われるアナウンス、ビデオメッセージの兵庫県勢の発表は午後です。
部員たちはそれぞれの会場に分かれて見学していました。
すべての発表が終わり生徒交流会と講評に参加しました。
しかし、18時59分博多発の新幹線の時間に乗らなければなりません。その時間に帰っても家に着くのは22時を過ぎてしまうのです。泣く泣く最後の表彰と閉会式を諦めて先に会場を出ました。
結果は公式サイトで確認しました。残念ながら伊丹西高校を含めて兵庫県勢の表彰はありませんでしたが、Nコンとは違った魅力がある大会でした。参加できて良かったです。
改めまして佐賀県の高校の放送部員、そして顧問の先生方に感謝申し上げます。この規模の大会を運営するには相当の準備が必要だったはずです。全く会場には入らず駅やアリーナの受付などで働いてくれていた人たちもたくさんいました。
来年のNHK杯の全国大会は兵庫県で開催されます。今回の佐賀県の人たちに負けないように運営できるように頑張ります!
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