8/16(木)雲雀丘学園高等学校を会場に兵庫県1地区放送部夏祭りが開催されました。放送メディア部からは7人が参加しました。
この放送部夏祭りは兵庫県の地区別夏季リーダー研修会のひとつですが、1地区では開催当初から夏祭りと名乗っています。他地区はもちろんのこと、他府県や中学生にも門戸を広げて世代も地域の壁も取っ払った放送部員の交流を喚起するイベントとなっています。
今年も参加校が31校、参加人数もおよそ250名というたくさんの放送部員と関係者を集めて盛大に開催されました。
今年は先日のNHK杯全国高校放送コンテストの全国大会で武庫川女子大学付属高校がラジオドキュメント部門において全国優勝を果たしたこともありそのNHK杯がステージ上に飾られました。
最初は参加校の自己紹介から始まります。他校との交流も夏祭りの目的の一つです。放送メディア部からは部長のみこっさんが無難な自校紹介をしてくれました。
午前中はNHK杯のアナウンス・朗読の各部門で1地区から全国大会に参加した人が壇上に上がってのパネルディスカッションです。今年はアナウンス5人、朗読2人の計7人です。
アナウンス部門の人は高校野球の開閉会式の司会を担当する人も多く、その感想も交えてのトークとなりました。みんなに共通していたことは「放送が好き」という気持ちと、努力が結果につながることをあきらめなかった気持ちです。今回、2年生で出場した人からの来年度の全国優勝宣言や引退した3年生からは紅白歌合戦の司会でNHKホールに帰ってくる宣言なども飛び出しました。会場にいた放送部員たちも大きな刺激を受けたことと思います。その後、全国大会課題原稿をもとにした読むときの練習のポイントの解説などがありました。
午後は班別研修会。顧問だけではなく卒業生や現役生が研修会の講師を務めるのも1地区の伝統です。今回は次の6つの講座があり部員たちも分かれて参加しました。
講座1「Rドラマ上位作品分析~私たちには何が足りないのか?」
講師は私です。兵庫県のラジオドラマ部門の分析。そして、過去の全国優勝作品を2つ(2008年・小野高校「受話器の向こう」、2014年・那覇国際高校「トイレット/シークレット」)を分析して優秀作品はどこが優れているのかを参加者とともに考えました。
講座2「放送部員なら身につけたいケーブルのイロハ」
西宮今津高校のS先生が講師。放送機材に関する実習です。
講座3「本日のテレドキュ」
毎年講師として来てくれている報徳学園高校OBのYくんのテレビ番組講習です。Yくんは現役高校生のころ大人の常識を超える斬新な映像作品を作っていました。現在も大学で映像を学んでいる「将来のプロ」による講座でした。
講座4「読み手とは:作品と聞き手の仲介役~心に伝わる朗読を目指して~」
篠山鳳鳴OGのKさんに私から講師をお願いして実現した朗読講座です。高2の県総文で金賞、高3のNコンで県大会優勝、全国では準決勝進出(決勝まであと1,2点だっと聞いています)したKさん。ぜひ彼女が大学生である間に夏祭りに来てもらいたいと思い講師をお願いしました。
講座5「西宮東、全国大会出場者大集合!歴代OBから今回出場生徒まで~今だから言えること。」
近年活躍目覚ましい西宮東高校の歴代全国出場者が勢ぞろいしての講座でした。アナウンス・朗読に学校としてどのように取り組んでいるのか学ぶことができたでしょう。
講座6「全国に行く作品の作り方」
県立伊丹高校のT先生と高校3年の2人のSさんが講師となってドキュメント作品づくりについての経験を語ってくれました。
そして、講堂に再集合しての全大会では番組部門で今年全国大会に出場した5作品を視聴しました。社会問題をとりあげた作品が多かったのが今年の特徴です。日航機墜落事故、小学校襲撃殺傷事件といった現在の高校生には記憶がない事件について取り上げた番組、吃音というテーマに真正面から挑戦した作品など。
放送という手段で「伝えなければならないことを伝える」という放送部員だからこそできることに取り組んだからこその結果だったと思います。
また、校歌や顧問の先生など身近なことに目をやった作品もありました。
このようにたっぷりの内容の最後は毎年恒例のお宝争奪クイズ大会。
これがあるから1地区は参加人数が多いのではないかとも噂されています。
今回は数学や国語などの学校の勉強が生かされる問題、NHK杯の参加規程にまつわる問題などが出題されました。勝ち残った生徒はアニメやアイドルなどの○タクが大喜びするグッズをゲットすることができます。景品がステージ並べられると何も言わないのに群がる高校生たち。品定めの後、クイズ大会は大いに盛り上がり夏祭りは終わりました。
最後に参加生徒全員で記念撮影をしました。
今回学んだことが今後の活動に必ずやつながってくるでしょう。
参加してくれたみなさん、協力してくださったみなさん、ありがとうございました。
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