11月19日(日)に第38回近畿高等学校総合文化祭徳島大会放送部門と第42回兵庫県高等学校総合文化祭放送文化部門決勝大会が同日開催され、伊丹西高校放送メディア部は2班に分かれて参加しました。
結果は…
●近畿総文徳島大会
ビデオメッセージ小部門 優秀賞「図書館? いいえ、ことばの蔵です」
●兵庫県総文決勝
ラジオドキュメント小部門 銀賞「いつかの震災」
アナウンス小部門 奨励賞 2年 のんみん
以上のように、どちらの大会も優勝は逃したものの高い評価を得ることができました。
そして! 県総文の結果を受けて来年の夏休みに佐賀県で開催される全国高校総合文化祭放送部門のオーディオピクチャー小部門への出場が決まりました!
それでは、それぞれの大会について報告します。
まずは、第38回近畿高等学校総合文化祭徳島大会放送部門について。
この大会は「近畿総文」という略称で呼ばれています。兵庫・大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山・三重の近畿7府県に福井・鳥取・徳島を加えた10府県の代表が集まる大会です。各府県持ち回りで開催されています。今年の開催は四国の徳島県でした。
兵庫県では夏のNHK杯の結果をもとに出場校が決まります。夏のNHK杯で惜しくも全国に進めなかった県決勝進出校から推薦されるのですが、伊丹西は4年前の福井大会に続いて2回目の出場でした。全国に行けば出ないわけですので、正直に言えばできれば出たくない大会… しかし、せっかくの与えられたチャンスです! 胸を張って参加して来ました。
参加した部門はビデオメッセージ部門。規定時間5分で地域の話題を中心にビデオ作品にまとめます。伊丹市の図書館を題材にした「図書館? いいえ、ことばの蔵です」というこの大会に向けて新たに制作した作品でした。
徳島に行ったのは制作代表の1年たけと主顧問の私の2人だけです。高速バスで神戸三宮からおよそ2時間。淡路島を経由して徳島市に到着しました。19時ごろの到着後、そのまま駅前のラーメン屋で名物の徳島ラーメンを2人で食べました。徳島ラーメンって豚骨ベースのしょうゆ味なんですね。美味でした。その後、駅前のホテルに宿泊しました。
翌日は送迎バスで会場の徳島県立21世紀館へ! 大会は徳島県の放送部のみなさんのすばらしい大会運営が印象的でした。兵庫県のように参加校も放送部員の数も多くないはずの徳島県。おそらく県内のほとんどの放送部員が参加していたと思います。この場を借りて感謝を申し上げたいです。徳島県の放送部員のみなさん! ありがとうございました。
会場には大会のマスコットキャラクターのあいあいも! 記念写真も撮りました。
午前のアナウンス部門と朗読部門はそれぞれの府県の特色を生かした内容です。朗読は郷土作家や作品舞台が郷土にまつわるものという規定があるのです。兵庫から出場した2人は有川浩さんの『阪急電車』を朗読しました。
そして、午後のビデオメッセージ部門では舞台上で自校の作品を紹介してから上映されます。上映中は作品の一番の見どころといえる場面で会場が笑いに包まれました。結構いい反応でしたね。
各部門の発表終了後は恒例の交流会。徳島の放送部員が自ら演じた寸劇やクイズ大会で会場は大いに盛り上がりました。たけは見事クイズ大会を勝ち残り商品をゲットしました。
そして、結果発表。見事、優秀賞を受賞。最優秀賞は同じ兵庫の北条高校でした。
続いて、第42回兵庫県高等学校総合文化祭放送文化部門決勝大会についてです。
会場は甲南女子大学でした。参加したのはアナウンス小部門の2年のんみんとラジオドキュメント小部門の「いつかの震災」。テレビドキュメント小部門の作品は完成に至らず今回はやむをえず棄権しました。ただし、来年のNHK杯に向けて作品制作は継続しています。朗読部門では1年きーちゃんが補欠1番でしたが、残念ながら今回は欠席による繰り上げはなしでした。
アナウンス小部門に出場したのんみんはこの県大会決勝に向けて猛特訓をしてきました。毎日、課題原稿対策としてNHKやMBSニュースなどの書き起こし原稿の練習もこなしてきました。直前練習ではかなりのレベルに達していました。この読みならばもしかしたら金銀銅に入るかな… と期待しておりましたが、初めての決勝の舞台ということもあり少し緊張もあったようです。結果は奨励賞。得点上の順位では35人中の10位でした。6位までが銅賞ですので惜しかった! しかし、初めての決勝進出でこの結果は立派なものです。もっと上に行く力を持っていますので、今後もしっかり練習を積み重ねていきます。
ラジオドキュメント小部門は予選上位の6作品による発表でした。「いつかの震災」のエントリー番号は1番。まあ、6作品だけですから番号による有利不利はなかったでしょう。予選で指摘された問題点をいろいろ手直したいところですが手を加えようがないのがこの決勝。結果は祈るのみでしたが見事銀賞でした。得点上では3位。過去の総文決勝進出では2回とも銅賞だったので初の銀賞となりました。
大会の翌日に嬉しい知らせがありました。ラジオドキュメント小部門銀賞の結果を受けて来年夏の全国総合文化祭佐賀大会放送部門に推薦されることが決まりました。出場部門はオーディオピクチャー小部門。正直な話、どんな部門なのかまだよくわかっていないのですが… 参加されたことのある学校さんに聞いて準備していきます。
顧問の私にとって全国総文祭への出場は夢の一つでした。非常にレベルの高い兵庫県の放送部。県総文で3位くらいに入らなければ出場資格を得ることはできないこともあり、何度もその壁に阻まれてきました。そして、今回、顧問18年目にして念願の全国総文祭への出場が叶いました。一緒に部活動を楽しんできた歴代の部員たちにも感謝したいです。前任の猪名川高校の放送部員にもね。