3月1日(金)に38回生の卒業式があり、唯一の3年生のひーくんが卒業しました。
前日の雨もあがり晴天の中、厳かに式は挙行されました。
放送メディア部の現役部員たちは音響と映像記録に尽力しました。卒業生の最後のメッセージを保護者にも聞こえるようにするために、今年から入退場などの音楽を吹奏楽部の演奏ではなくCDによる音楽再生に変更しています。そのために舞台裏の音響操作は例年の3倍の仕事量でしたがミスなく終えることができました。映像記録は3台のビデオカメラを駆使して生徒や先生の表情にも迫って記録しました。
卒業式後、放送室でひーくんのお別れ会を行いました。
乾杯の後、顧問からのメッセージに続いてこっそり制作していた卒業記念ビデオを上映! 他校の放送部の友人や先輩、いつもお世話になっているKISS FM KOBEの永田アナウンサーからのメッセージもある凝った内容に加え、部員によるダンスなど上映中は部室が大爆笑に包まれました。
ひーくんはこの学年たった1人の部員でした。当初は複数いたのですがいろいろとあり2年生の中盤には1人でした。実はひとつ上の先輩も1人です。いろいろと成果をあげている放送メディア部ですが実情は毎年「存続の危機」が続いているのです。技術を学ぶ先輩も少なく、共に切磋琢磨していく同期もいない中、持ち前の好奇心で他校の同期たちと交流し世界を広げていく姿はあっぱれでした。2年生の時には制作代表として取り組んだラジオドキュメントがNHK杯の全国大会に進出。また、ラジオドキュメントだけでなくラジオドラマ、テレビドキュメント、DJと様々なジャンルの作品づくりに取り組みました。また、個人部門でも朗読で実力を発揮し、他地区の放送フェスでも好成績を残しました。昼放送ではゲストを放送室に読んでの生放送を行うなどそれまでの常識にとらわれない新しいアイデアをどんどん出して実行していきました。
卒業後は短大に進み放送のことをさらに学ぶようです。将来の活躍を期待しています。
あらためて卒業おめでとう! そして、同期の放送部員のみなさんも卒業おめでとうございます。幸多き人生でありますように!
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